嵐、しんどい時代照らした 取材20年の記者が振り返る

 アイドルグループ「嵐」が12月31日をもって活動を休止する。デビューから21年。なぜ彼らは「国民的」と言われるほどの人気を得たのか。取材で聞いた嵐の言葉をふり返りながら、理由を考えた。

 嵐の取材を始めたのは1999年のデビューの翌年、ファーストコンサートからだ。10代の彼らはやさしいオーラを放ち、5人の個性が溶け合う一体感、品のよさ、独特のピュア感を漂わせていた。

 互いを語る言葉の端々に仲のよさがうかがえた。撮影でも皆が歩調をあわせ、われ先に出ようとする者はいない。櫻井翔は「僕らは個人が目立とうという気持ちが極めて少ないグループじゃないかな」と語った。歌とダンスはうまいが、おっとりしたリーダー大野智を4人がかばいながら、信頼関係を固めていた。

 いま、アラフォーになった彼ら…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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