川が氾濫、2階で見た教諭「これはもうだめや!」 園児50人と避難

 氾濫(はんらん)した梯(かけはし)川のすぐそばにある石川県小松市認定こども園「中海こども園」では、4日午前11時過ぎから園児や職員らが次々と避難した。登園していた園児約50人と職員約20人が無事だという。

 保育教諭の男性(44)によると、大雨・洪水警報のためこの日は20人近くの園児が欠席していたが、約50人は通常通り登園した。園長らがテレビとインターネットで大雨の情報を集める一方、園児らは通常通り先生たちと過ごしていた。

 雨脚が強まっていた午前11時ごろ。雷を伴う大粒の雨が「ザー」という音を立てて降り注いでいた。この教諭らが2階のベランダに出ると、梯川の支流の滓上(かすかみ)川の水があふれ、川沿いに広がる田んぼに流れ込んでいた。

 「これはもうだめや!」

 200メートルほど東、梯川…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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