川崎幼稚園の安全管理状況を県と市が調査 28世帯が転園の意向

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山崎琢也、中村純

 静岡県牧之原市認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件で、県と市は9日、認定こども園法などに基づく特別監査に入った。県によると、増田立義理事長(73)ら職員からバスの運行態勢や出欠確認の方法などについて聞き取ったという。安全管理体制を調べ、今後、行政指導をするか判断する。

 県警などによると、5日朝にバスが駐車場にとめられた後、千奈ちゃんは約5時間にわたって車内に置き去りにされたとされる。

 県によると、昨年11月の定期監査では問題点は見つかっていないという。ただ園の説明では、降車時に車内を確認しなかったり、クラスの担任が千奈ちゃんが園内にいないと気づきながら保護者に出欠の確認をしなかったりするなど、事件当日は複数の問題が重なったことが判明している。

 一方、牧之原市によると、園…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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