川崎殺傷事件の犠牲者を忘れない 悲劇から4年、ミサや献花で悼む

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阿部育子 手代木慶

 川崎市多摩区の路上で私立カリタス小学校の児童らが男に刃物で襲われ、同小6年の栗林華子さん(当時11)と別の児童の保護者の外務省職員小山(おやま)智史さん(同39)が亡くなり、18人が重軽傷を負った事件は28日で発生から4年となり、学校では追悼ミサがあった。

 ミサには同小の児童や遺族、保護者らが参加。小野拓士校長は、取材に「2人に『今も忘れていない』という思いを伝えた。4年経っても悲しみや悔しさは変わらない」と話した。類似事件の報道を見聞きして不安に感じる児童もいるが、心のケアを着実に進めているとし「成長している姿をこれからも支えていきたい」とした。

 事件現場では住民らが花を手向けた。地元の老人クラブ会長を務める斉藤隆司さん(71)は「絶対にあってはいけないこと。防犯のため、地域の連携が必要」と語った。(阿部育子、手代木慶)

「風化させたくない」現場で祈る人たち

 事件が起きた午前7時40分…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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