大規模な漏水が起こった矢作川の水をためる堰(せき)「明治用水頭首工」(愛知県豊田市)の上流側では18日朝、川底がむき出しになっていた。漏水の影響で水位が大幅に下がり、取水口の高さに届いていない。一方、堰の下流側では、漏れ出た水が勢いよく噴き出していた。作業員は、取水のための仮設ポンプの設置など対応に追われた。
「一刻も早く取水できるよう対応したい」。東海農政局の担当者は18日、記者会見で強調した。午前10時現在、25台の仮設ポンプを設置。今後もポンプを増設し確保する水の量を増やす。漏水箇所の応急措置もとる方針だが、復旧の見通しは立っていない。
「昨日の夕方ぐらいから、水圧が低くなって、今朝から水が出ていない」
豊田市のコメなどを生産する…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル