講談社など出版大手7社は17日、人気作家・東野圭吾さん(62)の作品を電子書籍化し、24日から配信開始すると発表した。
今年、作家生活35周年を迎える東野さんの作品が電子書籍化されるのは初めて。ファンから待望されながらも実現せず“片想い”となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大によって外出自粛を余儀なくされている人々に読書を楽しんでもらおうという東野さん自らの意向で特別に解禁された。
当代きっての人気作家ながら、電子書籍界では“新参者”となる東野さんは「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を! たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。保証はできませんが」とのコメントを寄せている。
対象作は「白夜行」(集英社・1999年)、「容疑者Xの献身」(文芸春秋・2005年)、「ダイイング・アイ」(光文社・07年)、「流星の絆」(講談社・08年)、「プラチナデータ」(幻冬舎・10年)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(KADOKAWA・12年)、「疾風ロンド」(実業之日本社・13年)の7作。いずれも映画あるいはドラマとして映像化されたミリオンセラー作で、累計部数は1288万部に達する。
巣ごもり生活を送る読者たちにとっては何よりの“希望の糸”となりそうだ。
報知新聞社
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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