工夫だったのに… 早大のオンライン不正受講、学生が語る「事情」

 オンラインで視聴する授業動画を、何本も同時に再生した学生が多数いることが判明した早稲田大学。この授業の成績について大学側は、同時再生した学生は「不可」にすると受講者に通知し、成績は今月1日に発表された。しかし、「不可にする前に事情を聴いてほしかった」と話す学生もいる。どんな「事情」があったのか。

 早大によると、問題となったのは、商学部の必修科目として2021年度秋学期に開講された「ビジネス法入門」。新型コロナ対策のため、学生たちは教室での対面授業を受ける代わりに、教育支援ソフト「Moodle(ムードル)」で授業動画をオンラインで視聴することに。単位を取るには期限内に全て見終える必要があった。

 この授業動画を巡っては、何本も同時再生させていた学生がいたことが2月に表面化した。その数は100人ほどになるとみられる。大学は、本来は各動画を1本ずつ視聴しなくてはならないとして同時再生を不正行為と判断。同時再生した学生の成績を「不可」とする方針を示していた。

学生「僕たちの言い分も聞いてほしい」

 この授業を受けた複数の学生によると、各動画は、初回視聴時はスキップ再生できない設定になっており、2度目以降は、任意のところから再生できるようになっていたという。

 今回、成績が「不可」となっ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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