四つの市民襲撃事件で殺人罪や組織犯罪処罰法違反罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会のトップで総裁の野村悟被告(76)=一審死刑判決=と、ナンバー2で会長の田上(たのうえ)不美夫被告(67)=同無期懲役判決=の控訴審が13日、福岡高裁で始まる。裁判では、田上被告が一審から一転して一部の関与を認める方針であることが、関係者への取材でわかった。
北九州市を拠点とする工藤会は全国に25ある指定暴力団のうち唯一、市民や企業を襲う恐れがあるとして「特定危険指定」を受けている。
両被告が起訴されているのは、1998年の元漁協組合長射殺事件、2012年の元福岡県警警部銃撃事件、13年の看護師刺傷事件と14年の歯科医師刺傷事件。
両被告は一審で、全事件への…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル