福岡県内で市民が襲撃されるなどした6事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)のナンバー3・菊地敬吾被告(50)に対し、福岡地裁は26日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。福岡県警が工藤会幹部らの一斉逮捕に踏み切ってから8年半。上層部の一審判決がほぼ出そろい、いずれも刑事責任が認められる結果となった。
工藤会は、一般市民への暴力も辞さない凶暴性で恐れられてきた。福岡県警は、上層部を摘発しなければ組織の壊滅は難しいとみて、2014年9月に工藤会トップの総裁・野村悟被告(76)らの逮捕に踏み切った。
一連の公判では、犯行に直接手を下していない暴力団幹部に対して、実行犯との「共謀」を認定し、刑事責任を問えるのかが焦点となった。
カギとなったのは、暴力団特有の強固な組織性だ。
四つの市民襲撃事件に関与し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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