特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所跡地(北九州市小倉北区)を買い取った福岡県内の民間企業から、ホームレス支援などに取り組む同市八幡東区のNPO法人「抱樸(ほうぼく)」(奥田知志理事長)に所有権を移転する手続きが、28日に行われることになった。関係者への取材で分かった。これで跡地売却を巡る手続きは全て終了。抱樸は「総合的な福祉拠点」としての整備を本格的にスタートする。
関係者によると、抱樸側は不動産取得税などを含む1億2500万円を民間企業に支払う。同企業は土地取得に伴う税金を負担しており、売却益はほとんど生じないという。
抱樸は北九州市から「暴力団の街」というイメージを払拭(ふっしょく)するため、「希望のまちプロジェクト」と題して跡地を福祉拠点として整備する。地域住民を交えた検討会議を設置して具体的な活用方法を決める方針で、早ければ2022年度中の開設を予定している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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