商売繁盛の神様で知られる「えべっさん」の総本社、兵庫県西宮市の西宮神社に8日、巨大な冷凍マグロが奉納された。頭や体にさい銭を貼り付けると「お金が身につく」とされ、早速、御利益にあやかろうと多くの参拝者が訪れた。
神戸市東部水産物卸売協同組合などが「十日えびす」(9~11日)にあわせ、1970年から毎年奉納している。今年は体長2メートル、重さ200キロのマグロで、刺し身にすると約1100人分という。
家族4人で訪れた西宮市の会社員、石崎亮さん(35)は5円硬貨を貼り付けた。「1年間の家族の無事と、金運に『ご縁』があるように願いを込めました」と話した。
マグロは十日えびすの期間中、拝殿に飾られる。終了後、解体されて神社関係者らに配られる。(松永和彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル