福岡県田川市で昨年11月、エアソフトガンで1歳4カ月の三男を撃ってけがをさせたとして両親が傷害容疑で逮捕された事件で、三男が死亡する4カ月余り前を最後に、市が三男に接触できていなかったことがわかった。逮捕容疑はこの間のもので、県警は死亡に至った経緯も調べている。
逮捕されたのは父親の土木業常慶(じょうけい)雅則(24)と母親の無職藍(あい)(24)の両容疑者。昨年11月下旬、自宅で三男の唯雅(ゆいが)ちゃんにライフル型のエアソフトガンでおもちゃの弾丸「BB弾」を数十発発射し、約3週間のけがを負わせた疑いがある。ともに容疑を否認している。
捜査関係者によると、唯雅ちゃんのあざは全身にあり、顔にも及んでいた。エアガンは大人しか扱えないものと結論づけた。数日間にわたって複数回発射した可能性がある。唯雅ちゃんは昨年12月1日、肺感染症で死亡した。
田川市によると、2017年5月に支援が必要な家庭と判断した。市が唯雅ちゃんの様子を最後に確認したのは、死亡する4カ月余り前の18年7月25日。市役所を訪れた藍容疑者に連れられていた。この時は異常は認められなかった。
市職員が10月5日に長女の発…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル