市場のタンクに白いムラソイ 4年前も…「まるで五輪」

唐沢俊介

 「白いムラソイ」が岩手県立水産科学館=宮古市日立浜町=にやってきた。ムラソイはカサゴやメバルの仲間で、暗色系の魚だが、色素の減少、あるいは遺伝情報の欠損で白化したとみられる。「白いウニなどはよく来るが、白いムラソイは珍しい」と同館の宇都宮俊彦さん(54)は話す。

 同館は30年ほど前から、宮古市魚市場にタンクを置き、同館の展示用に地元の漁師から魚の提供を受けている。4月17日、いつものように飼育係の男性がタンクの確認に出かけたところ、普段見かけない白色の魚が入っていた。同館はすぐにスペースを設け、披露し始めた。

 4年ほど前にも白いムラソイが入っていたことがあり、「オリンピックみたい」と宇都宮さん。白い魚は目を引き、来館者にも人気だという。(唐沢俊介)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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