市庁舎を計画停電したら…ワクチン200人分廃棄 冷蔵庫の電源切れ

 愛知県半田市が庁舎内の設備点検に伴って計画停電をしたところ、新型コロナウイルスのワクチンを保管していた冷蔵庫も電源が切れ、廃棄する事態となった。

 市によると、廃棄されるのは9月下旬に仕入れたノババックス社製のワクチン20本で200人分。今月22日からの集団接種に備え、専用の冷蔵庫内で決められた温度(2~8度)で保管していた。

 市は1日午前5時、年1回の設備点検のために予定通り計画停電を実施。冷蔵庫の電源も切れた。復旧後に自動通電する仕様ではなく、5日に職員が気付いた際には庫内の温度は室温に近かったという。

 計画停電について事前に案内はあったが、担当課は冷蔵庫に気が回らなかったという。ほかの自治体から調達して集団接種への影響はないが、担当者は「盲点でした。今後は注意していくとしか……」。(嶋田圭一郎)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment