市民なら皆知っている、あの塔が消えた 昭和生まれの鹿屋のシンボル

 鹿児島県鹿屋市民なら知っている、あのタワーが消えた。

 昭和の雰囲気を漂わせるレトロな塔で、ランドマークとしても活躍した。本来の役割を終え、約40年の歴史に幕を下ろした。

 タワーは海上自衛隊鹿屋航空基地の入り口に近い、鹿屋市西原の国道269号沿いの三差路にあった。高さ34メートル。塔の上にどら焼きのような円盤状の構造物が載った灯台のような姿。

 バイパスがない時代、垂水方面から来た車の多くはここを通って市街地へ。「タワーを見ると鹿屋に帰ってきたと感じた」という人がいるほど、市民になじみの塔だった。

 白を基調に上部には市旗と同じ赤と青のライン。取り付けられた看板には「健康 交流都市 かのや」の文字。てっきり市をPRするシンボルタワーかと思ったら、暮らしに欠かせないものだった。

 そのタワーの名前は、「平和…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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