市議になったスーパークレイジー君、スーツ姿で一般質問に初登壇

福井万穂

 宮崎市議になった「スーパークレイジー君」こと西本誠氏(36)が29日、市議会で初めての一般質問に立った。地元・宮崎で4月に当選して約2カ月。トレードマークの特攻服はスーツに、金髪は黒に近い色に変え、選挙戦でも訴えていた子ども関係の施策や、生活保護について質問した。

 西本氏は当選後、議会活動名を本名に変更。会派名を「スーパークレイジー君」にした。この日は「初心を忘れないように」と、東京・銀座のクラブで黒服として働いていた頃と同じ、スーツにちょうネクタイ姿で現れた。

 少し緊張した面持ちで演壇に立ち、「僕が当選したことで、一人でも多く興味を持って見てくれたら」などと思いを語った。

 質問は生活保護と、夜間中学、児童相談所の設置について。自身の生い立ちを交えたほか、SNSや街中で聞いた若者らの声を紹介したりすることにも多くの時間を割き、持ち時間の1時間を使い切った。

 終了後の取材には、「お披露目の一発目だから、自分の気持ちや、自分が経験したからこそ言えることを伝えたかった。でも、ちょっとあがっちゃったかな」と話した。(福井万穂)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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