市長の虚偽陳述を11対5で認定、刑事告発へ 福岡県行橋市議会

 行橋市の職員採用試験の受験者の情報を警察に提供した工藤政宏市長について、市議会調査特別委員会(百条委)でうその証言をしたなどとして、市議会は6日、工藤市長を地方自治法違反(虚偽陳述など)の疑いで告発することを決めた。工藤市長は採決後に会見し、「真摯(しんし)に受け止めるが納得いかない部分もある。司法の場でしっかり戦っていく」と話した。

 工藤氏は市議時代から市の採用試験のあり方を問題視してきた。5月には、県警が、市の元総務部長を、試験内容を事前に受験者に漏らしたとして地方公務員法違反(受験の阻害及び情報提供の禁止)容疑で書類送検。同罪で罰金50万円の略式命令が出ている。

 百条委は、警察に提供した情報の内容について、市長と職員の証言が食い違っていることから、市長が虚偽の証言をしたと判断した。この日の市議会で市長の告発が議員提案され、虚偽陳述について11対5で可決された。

 市長が提供内容の目録提出を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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