沖縄県沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」から、いずれも国指定天然記念物で絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメ15匹とヤエヤマセマルハコガメ49匹がいなくなった。飼育場のネットを固定する結束バンドが切られていることから、園は盗まれたとみて、沖縄署に被害届を出す。
園によると、10月28日午後2時ごろ、飼育員が餌を与える際に、カメが少ないことに気づいた。
リュウキュウヤマガメは沖縄本島や久米島、ヤエヤマセマルハコガメは西表島などに生息する希少種。国内外の闇市場で高価で取引され、密猟が後を絶たない。一度生息域から持ち出されると、病気や菌を保有する可能性があり、戻して病気が広がると絶滅するリスクが高い。このため保護されても原則、元の場所には戻せず、沖縄こどもの国でこうした希少種を飼育している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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