師走の夜風に揺れる赤ちょうちん 闇市の面影残る横丁で「もう一軒」

現場へ! 夜の街は沈まず⑤

 再開発の波に洗われ、昭和のにおいがどんどん消えつつある首都・東京。コロナ禍で閉店してしまった老舗酒場もあるが、うれしいことに戦後闇市の面影をしぶとく守り続けている横丁がまだ残っている。

 JR京浜東北線・大井町駅(品川区)の東口改札から徒歩1分。駅前の一等地でありながら戦後77年経ても現存している飲食街「東小路」もその一つだ。初めて足を踏み入れた人は、映画のセットのようなたたずまいに驚くだろう。

 記者はこの横丁に通い続けて20年以上になるが、最近は若い人が多いのに圧倒される。ノスタルジックな雰囲気にひかれて動画を撮影し、ユーチューブに投稿する人も多い。

 「大規模再開発された渋谷の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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