渡辺純子
宮中行事を再現する「曲水の宴」が3日、福岡県太宰府市の太宰府天満宮であった。上流から流された杯が届く間に、和歌を詠むという優雅な会。十二単(ひとえ)などの平安装束を着た13人が、ゆらゆら流れる杯を見つつ、短冊に和歌をしたためた。
菅原道真公をしのんで1963年に復活し、コロナ禍での中止を挟んで60回目。歌を詠む役はアイドルグループHKT48の元メンバー運上(うんじょう)弘菜(ひろな)さんや、ライオンズクラブ会長ら地元の名士が務めた。服部誠太郎知事も衣冠束帯姿で参加した。
この日は未明に零下まで冷え込む真冬並みの寒さ。朝は雪もちらついたというが、宴が始まるころには薄日が差した。飯塚市から来た女性(52)は「みやびで平安絵巻みたい。一般枠があれば参加したい」と話した。(渡辺純子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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