東京・上野のアメ横商店街に、年末の風物詩が戻ってきた。仕事納めから一夜明けた29日は食材を買い求める人でごった返し、通り抜けるのも大変なほどに。アメ横商店街連合会によると、27~31日の人出は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた昨年は100万人程度だったが、今年は150万人ほどを見込んでいるという。
埼玉県川口市の男性(73)は、大みそかに妻と食べるカニを2年ぶりに買いに来た。刺し身をつつきながら年越しするのが毎年の楽しみだが、昨年はコロナ感染が不安で来られなかった。「アメ横に来るのが一年の締めくくり。今年は来られて良かった。今から大みそかが楽しみです」と笑顔だった。(遠藤隆史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル