第2次世界大戦末期に福岡で開発され、実戦に臨むことなく終戦を迎えた幻の戦闘機「震電(しんでん)」の実物大レプリカが6日、福岡県筑前町の町立大刀洗平和記念館に登場した。
町によると、震電は海軍と関係の深い九州飛行機(福岡市)で造られた。高度1万メートル以上を飛ぶ米軍のB29爆撃機に対抗するため、急上昇できる大きなプロペラが胴体後部にあるのが特徴だ。
1945年6月に試作機が完成し、同8月に席田(むしろだ)飛行場(同)で試験飛行に成功したが、まもなく終戦。機体は米軍に接収され、解体された状態で米スミソニアン博物館にあるという。
町は13年前の開館当初から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル