高校生たちが企画から演奏、運営まですべて手掛ける吹奏楽のコンサートが2月、神奈川県横須賀市で開かれる。
新型コロナウイルスが国内で初めて確認されてから3年。楽団長を務める小森谷拳太郎さん(横須賀総合高3年)は「満足のいく演奏活動ができなかった3年間の思いをこのステージにぶつけたい」と意気込む。
この春、高校を卒業する吹奏楽部員の多くは、新型コロナの蔓延(まんえん)で部活動は禁止され、演奏会やコンクールは次々と中止に追い込まれた。
ステージに立てるようになっても無観客になるなど、満足のいく演奏活動はできなかった。
「このままでは不完全燃焼で終わってしまう。なんとか集大成としての思い出をつくれないか」
小森谷さんは昨年10月、葉山町立南郷中で同じ吹奏楽部員だった松本一星さん(横浜創英高3年)に声をかけ、コンサート実現に向けて動きだした。
「演奏させて」と直談判、世界初演へ
県内の吹奏楽部の仲間に声を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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