「小石川植物園」(東京都文京区)として親しまれている、東京大大学院理学系研究科付属植物園に新しい温室が完成し、19日から一般公開される。老朽化し解体された旧温室があった、ほぼ同じ場所に建て替えられた。床面積は約1250平方メートルで、旧温室の約4倍(公開部分は約2倍)に広がった。
18日、大学関係者や報道関係者に公開された。ヒスイカズラやカカオノキなどの熱帯性植物や、東大が保全を進める小笠原諸島の植物が展示される。高山植物などを育てる約100平方メートルの冷温室も隣接して設けられた。塚谷裕一園長(東大教授)は「空間がゆったりしたので、以前は展示できなかった植物も見てもらえるようにする。QRコードなどを使った解説の充実もはかる」と話す。
入園料はこの機会に値上げされ、大人(高校生以上)500円、小人(小中生)150円と、それぞれ従来より100円、20円上がる。(米山正寛)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル