東郷隆、武田遼
広島県の湯崎英彦知事は10日、県内で17、18日に予定されていた東京五輪の聖火リレーについて、新型コロナウイルスの感染が急拡大しているとして、公道で行わない方針を示した。
聖火リレーは両日に計12市町を巡り、広島市の平和記念公園や福山市内で式典を行う計画だった。しかし県内の感染状況は「ステージ4(感染爆発)」に相当する深刻さで、県は8日から県民に外出半減なども呼びかけている。
湯崎知事は10日の会見で「公道で行わないのは間違いない」と明言。県によると、式典会場内で聖火ランナーが走ったり、ランナーが並んで「トーチキス」をしたりするなどの代替案が挙がっているという。
兵庫県も10日、23、24日に予定する聖火リレーについて、公道での実施を中止することを正式に決めた。姫路城(姫路市)と篠山城跡(丹波篠山市)の2会場で代替の催しを検討している。(東郷隆、武田遼)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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