宮城奈々
広島県は18日、県と県内全23市町のホームページ(HP)の接続拠点となっている外部の「クラウドサービス」がサイバー攻撃を受け、HPが閲覧しにくい状態が断続的に続いていると発表した。クラウドは機密情報などを扱うサーバーとはつながっておらず、情報漏洩(ろうえい)は確認されていないという。県は県警に被害を相談している。
県によると、今回のサイバー攻撃は、特定のサイトやサーバーに大量のデータを送りつけ、重い負荷をかける「DDoS攻撃」と呼ばれるもの。16日午前9時17分にクラウドの管理業者が最初の攻撃を確認した。以後、30分から1時間おきに攻撃が繰り返されているという。
攻撃と閲覧のタイミングが重なると、HPへアクセスしにくくなる。広島県内の各市町も同じクラウドを使っているため、同様の状態が続いているという。(宮城奈々)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル