広島県議会事務局は23日、県議の石橋林太郎氏(42)=自民議連=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状はないが、入院する。県議や県職員約70人が同日、PCR検査を受けた。会派控室の消毒も検討するという。県議会内の申し合わせを受けて、実名で公表した。
石橋氏は20日夜、広島市内の飲食店で、広島市が22日に発表した感染者1人を含む4、5人で会食。この感染者の濃厚接触者としてPCR検査をしたところ、感染が判明した。
県議会の藤原直樹事務局長によると、石橋氏は会食翌日の21日、県庁の会派控室に登庁した。同じ日に県議17人が控室に出入りしていたという。湯崎英彦知事との接触はなかった。
藤原事務局長は「幅広に念入りに検査したい」として、同じ日に登庁した他会派の議員に加え、2週間以内に接触した可能性のある人たちに検査を呼びかけたという。その結果、県議64人のうち5会派51人が検査を受けることになった。
石橋氏は自身のフェイスブックで経緯を報告。「関係各所にご迷惑ならびにご心配をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません」としている。(北村浩貴)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル