今春開幕予定の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に挑戦する権利を、トップ棋士10人が総当たりのリーグ戦で争っている「第79期将棋名人戦・A級順位戦」の7回戦(全5局)の最初の対局として、糸谷(いとだに)哲郎八段(32)と広瀬章人(あきひと)八段(33)の対局が1月8日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。後手番の広瀬八段が92手で勝ち、今期A級での成績を5勝2敗とした。敗れた糸谷八段は3勝4敗となった。終局は、8日午後7時20分だった。
今期の挑戦権争いは、昨年末の6回戦終了時点では、5勝1敗の斎藤慎太郎八段(27)が先頭を走り、4勝2敗の豊島(とよしま)将之(まさゆき)竜王(30)=叡王とあわせ二冠=と広瀬八段が追いかける展開となっていた。
本局の結果、広瀬八段が2敗を守り、首位を走る斎藤八段を追うポジションを堅持した。(佐藤圭司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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