わいせつな電話を衣料品店に繰り返しかけて業務を妨害したとして、福岡県警は10日、同県柳川市の無職の男(65)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「寂しさやむらむらした気持ちから、何百回も電話した」と容疑を認めているという。
西署によると、男は昨年9~12月、福岡市西区の衣料品店に244回にわたり携帯電話から電話し、複数の女性従業員にわいせつな言葉をかけて、店の業務を妨害した疑いがある。
昨年5月以降、東京都や福岡、大分、山口、佐賀、静岡の各県の病院や老人ホーム、短大などに1万5千回以上にわたり、似たような文言の電話がかけられていた。署は手口や通話記録などから男が関わっているとみて、昨年6月以降、約10回警告していた。
男は昨年1月に父と兄が亡くなり、その後は1人で暮らしていた。「女性が多そうな連絡先を選んだ」と話しているという。(宮坂知樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル