ライター・田中泰子
鳥取市中心部の閑静な住宅街に今年8月、風変わりな店がオープンした。店名は「不真面目商店」。
築約70年の空き家を改装した1階の土間と奥座敷には、38個の棚。それぞれに並ぶのは、アクセサリーや雑貨、古着、本などさまざま。
すべて、棚ごとにレンタル料を払って「たなオーナー」になった地域住民が、手作りしたり、愛用したりしていたものを販売や展示している。
営業は週4日。毎週木曜には午前7時から投げ銭方式でコーヒーがふるまわれ、通勤前に立ち寄る人、おしゃべりを楽しみに来る人でにぎわう。
店主を務めるのは、東京大工学部4年の藤内道広さん(23)。縁もゆかりもなかった鳥取で、地域活性化の「実践」に取り組んでいる。
藤内さんは北海道出身。10…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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