2024年春デビュー予定の山形新幹線の新型車両「E8系」が24日、宮城県利府町のJR東日本新幹線総合車両センターで報道陣に公開された。弱点である降雪・積雪時の運行の不安定さを改善するため、台車部に着雪対策のヒーターをつけた。
初代「400系」、現行の「E3系」に続く3代目。E3系は1999年12月に山形―新庄で延伸された時に導入されており、四半世紀ぶりの新型となる。1編成7両で、26年春までに15編成つくり、すべてE3系と置き換える予定だ。
最高速度は時速300キロで、現行より25キロ上がる。空気抵抗を減らすため、車両先端部の「鼻先」の長さをE3系より3メートル長い9メートルにした。トンネルに入る時の「ドン!」という騒音を一定程度抑えられるという。
在来線と路線を共用する福島―新庄は現行の最速130キロから変わらない。東京―山形の所要時間は2時間26分から数分程度短縮される見込みだが、運行ダイヤを実際に編成しないと、どの程度短くなるかは分からないという。
白は蔵王の雪、黄色は紅花、紫は県鳥オシドリ
外観のデザインはE3系をほ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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