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神奈川県座間市で9人の遺体が見つかった事件の裁判で、白石隆浩被告(30)に対して検察側が26日、「万死に値する行為で、極刑以外を選択する余地はない」と指摘し、死刑を求刑しました。犠牲となったのは、ツイッターに自殺願望を書き込むなどした15~26歳までの若者でした。女性8人に乱暴し、男性1人を加えた9人をロープで首を絞めて殺害し、現金を奪ったとされています。25日に行われた最後の被告人質問で、白石被告は「結果として捕まってしまったので後悔しています」と述べました。一部の被害者には、謝罪したうえで「控訴はせずに、大人しく罪を認めて罰を受けるつもりだ」と話しました。 最後の審理となった、26日の裁判には、傍聴を希望し、144人が集まりました。法廷では遺族の意見陳述が行われ、神奈川県の女性(当時25)の父親は、「死んでもお前を許さない。娘を返せ」と声を荒らげ、「被告にどうか厳罰を科してください」と訴えました。検察側は「被告は自らの欲望のため、被害者らの弱った心につけ込んだ。前代未聞の猟奇的で重大な事案で、一片の良心の呵責、悔悟の情もない」と指摘し、白石被告に死刑を求刑しました。結審直前、裁判長から発言の機会を与えられましたが、白石被告が口にした言葉は「何もありません」。裁判長に「何もないということですか」と問われても、「はい、そうです」とだけ答えました。判決言い渡しは、来月15日の予定です。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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