大阪弁護士会は、(1)交通事故(2)労働(3)離婚(4)遺言・相続-の4分野で実務経験などにすぐれた会員弁護士を、同会ホームページ(HP)から検索できるサービスを始めた。利用者が相談・依頼したい弁護士を探しやすくする狙いで、全国初の取り組みという。
検索対象の4分野は、根強いニーズがあることから選定。検索でヒットする弁護士はいずれも、過去3年間に同会指定の研修を3回以上受講し当該分野で3件以上の取り扱いがあるなどの要件を満たしており、同会の「分野別登録弁護士名簿」に記載されている。
HPの検索フォームに従って分野別に探す仕組み。検索結果のページでは、弁護士が過去に手がけた訴訟などの概要が確認でき、交通事故であれば被害者側か加害者側か、離婚なら夫側か妻側か、いずれの立場で弁護活動を行ったかも表示される。
同会によると、7月末現在で115人の弁護士が登録。客観的な情報を閲覧できるようにしたことで、相談や依頼をする側にとって評価の基準が難しい“弁護士選び”に、役立ててもらいたい考えだ。
同会は、サービスの浸透を図った上で、将来的には医療や知的財産など検索対象の分野を拡充することも検討。林裕之副会長は「(実務や研修で)弁護士の質を向上させて、その結果を『見える化』する取り組みの一環。利用者のニーズに応えたい」としている。
サービスの利用は大阪弁護士会のHP(http://www.osakaben.or.jp)から。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース