引きこもりの女性を変えた震災「私もいていいんだ」 

 大きな揺れの後、無我夢中で家を飛び出した。唯一の居場所が津波にのまれた。あれから10年。宮城県石巻市の西條成美さん(28)は思う。「あの頃の私はいまの私を、想像もしなかったろうな」

 2011年3月。本当なら高校を卒業しているはずだった。集団行動が苦手でクラスになじめず、学校に友人はいなかった。自分に自信が持てなくて、家にひきこもった。高校は2年の冬に中退した。

 「本当はもっと人とつながりた…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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