弱まる自治会の力、小泉改革との関連も 「共助の仕組み再構築を」

 自治会町内会が岐路に立っています。加入率は下がり、担い手は不足。価値観や生活様式が多様化する中で、世代間のギャップも生まれています。

 これからの自治会は、どうあるべきなのか。実情に詳しい地域活性化コンサルタントの水津陽子さんに聞きました。

 ――自治会の加入率は下がる一方です。何が起きているのでしょうか。

 各種調査で加入したくない理由を聞くと、「役につきたくない」が回答の上位にきます。

 東京都内では会費は月数百円程度のところが多いですが、コロナ禍で活動が停滞する中、「入らなくても特に困らない」「嫌な役が回ってこなくて良い」などの理由で退会が増えています。

 最近では高齢者の退会が深刻…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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