芝野虎丸名人への挑戦権を争う第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦は9日、第2ラウンドが幕を開け、前名人の張栩九段(39)が林漢傑八段(35)を破って今期初白星を挙げ、1勝1敗のタイスコアに戻した。
2人は林海峰名誉天元門下の兄弟弟子。「途中まで少しいいかなと思ったが、白(林)に頑張られて。途中、逆転されていたかもしれない」と張。しかし最後は強手を炸裂(さくれつ)させ、白の大石を召し捕った。午後9時22分、213手で黒番中押し勝ち。これで林との対戦成績を5勝0敗とした。
12月の第1ラウンドが手空きだった林は、本局が9期ぶり2回目のリーグ初戦だったが、兄弟子の壁を越えられなかった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル