大阪入国管理局(現・大阪出入国在留管理局)に収容されていた際、職員にけがを負わされたとして、トルコ国籍のムラット・オルハンさん(36)が国に約4200万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解した。国が和解金300万円を支払うほか、大阪入管が謝罪する内容。原告側弁護団によると、和解条項に入管の謝罪が盛り込まれるのは異例という。
1日会見した弁護団によれば、和解は9月29日付。▽大阪入管が事案を重く受け止め謝罪▽収容者の人権を尊重し、一層適正な処遇に努める――とする内容も和解条項に盛り込まれた。
訴えによれば、オルハンさんは2017年7月、本を壁に投げたことで施設内の保護室に連行され、手錠をされる際に右腕をひねられて骨折。部屋のカメラ映像には職員7、8人から頭や胴体を床に押さえつけられる様子が映っていた。弁護団は一部始終が記録されたことが謝罪を含む異例の和解につながった一因とみる。
オルハンさんは15年に来日。…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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