大山稜
東京・銀座の腕時計店で起きた強盗事件で、店内に押し入った3人組のものとみられる血痕があったことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、3人組の誰かがたたき割ったショーケースの破片などで出血した可能性があるとみている。
同庁は血液のDNA型を解析し、事件後に現場から約3キロ離れたマンションに侵入した容疑で逮捕された少年と合致するか調べている。
捜査関係者によると、3人組は8日午後6時18分ごろに店に侵入。店内には5人の店員がおり、3人組のうちの1人がナイフを店員に向けて「伏せろ、殺すぞ」などと脅迫。その間に残りの2人がバールを使ってショーケースをたたき割り、腕時計を黒いバッグに入れていった。店員にけがはなく、同庁は店内に残った血痕は店員のものではないとみている。
もう1人が近くで待機しており、犯行後に3人組を車に乗せて逃走したと同庁はみている。逃走車両は東京都港区内で見つかり、同庁がその直後に近くのマンションに侵入した容疑で16~19歳の少年4人を逮捕した。
乗り捨てられた車内からはナイフやバール、被害品とみられる腕時計などが見つかった。付近の防犯カメラには4人が車から降りて走り去る姿が映っていた。逮捕された少年4人について、警視庁は強盗現場に残っていた血痕のDNA型と合致しないかを解析し、強盗事件との関連を調べる。(大山稜)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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