四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団・工藤会トップの総裁野村悟(73)、ナンバー2の会長田上不美夫(62)の両被告の第16回公判が16日、福岡地裁であった。年明け初の審理で、1998年の元漁協組合長射殺事件現場で見つかった弾丸を鑑定した警察の担当者が、適正な鑑定だったと証言した。
出廷したのは福岡県警科学捜査研究所の元職員。元組合長が撃たれた現場にあった弾丸5発と、5年後に実行役の男の関係先で暴発した弾丸1発が、同じ拳銃から発射されたかどうか調べるため、拳銃を撃った際に弾丸につく傷「線条痕」が一致するかどうかの1回目の鑑定を担当した。
実行役の男の確定判決では、元…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル