当直中の町職員、9割近くが飲酒認める 当直室に部外者入れた例も

 熊本県高森町は14日、宿直業務を担う職員の9割近くが業務中に飲酒していたことを明らかにした。宿直以外の職員や町民を当直室に入れた例もあり、飲酒が常態化していたという。町長を減給とし、関係職員らも厳重注意にする。

 町総務課によると、11月1日に町民から指摘を受け、管理職を含む全職員78人に4回にわたって調査を行った。休日などの日直では飲酒を認めた職員はいなかったが、2人組で就く宿直については、男性職員52人のうち45人がビールやチューハイなどを持ち込んで飲んだことを認めたという。

 酒量はいずれも「夕食時に晩酌程度」などと回答。泥酔するなどして、業務に支障をきたした例はなかったとしている。

 宿直は午後5時過ぎから翌朝8時半まで。電話や届け出などの対応や、火事が起きた時などの防災無線放送、庁舎内の見回りなどに当たり、手当て4400円が支給される。そうした業務がなければ、仮眠を含めて行動は自由で、車を運転する業務はなく、服務規定に飲酒を禁じる項目はない。

 ある管理職は取材に「宿直時…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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