経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)が9日、本格的な職務を3カ月半ぶりに再開した。不在のあいだの空白を埋めることに意欲をみせた。リンパ腫の治療は当面続くため、活動は体調を見ながら進めるという。
この日は、東京・大手町の経団連会館で開かれた会長・副会長会議や経営労働政策特別委員会に出席。来春の春闘方針をめぐる議論では「働きがいのある雇用をつくり出したい」と述べた。
その後の記者会見では「いきなりフル回転とはいかないが、世界情勢は不安定で、やらなければいけないことがいっぱいある」と話した。
原発の再稼働や送電網の拡充をめざして、政府への働きかけに力を注ぐ。AI(人工知能)の開発やビッグデータの活用策でも議論を引っ張る構えだ。
安倍政権については「たてつく…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル