東京都は28日、育児休業を取得しやすい社会に変えていこうと、「育休」に代わる新たな呼称を一般募集すると発表した。都によると、応募は誰でも可能で、「育休取得を奨励するメッセージをわかりやすく表現したネーミング」を期待しているという。
小池百合子知事は同日の定例会見で、現在幅広く使われる「育休」という言葉は「『仕事を休む』という後ろめたさを醸し出す」として、取得のハードルになっていると指摘。取得を普及するには「宝物である子供を育む期間」という意識に変えていく必要があると提案し、「イメージを一新する愛称を募集したい」と述べた。
5月30日までに専用フォームから応募する。元衆院議員で現在はテレビでコメンテーターなどを務める金子恵美さんや、タレントの杉浦太陽さんら選考委員9人が選定し、決定する。案が採用された人には感謝状や記念品を贈呈するという。(笠原真)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル