徒歩で20キロ、捜査員が8時間尾行し… 男を窃盗容疑などで逮捕

 飲食店を狙って盗みなどを繰り返したとして、大阪府警は、住居不詳の無職小西正人容疑者(64)を建造物侵入や窃盗などの疑いで逮捕・書類送検し、捜査を終えたと2日発表した。容疑を認めているという。

 捜査3課によると、昨年7月ごろから大阪市内の繁華街を中心に窃盗事件が相次いで発生した。防犯カメラ捜査などで浮上した小西容疑者を、府警捜査員が同10月に兵庫県尼崎市内で発見。大阪市北区まで約20キロを歩き続ける容疑者を約8時間、徒歩で尾行した。

 深夜に飲食店入り口の鍵を外して侵入する姿を確認し、建造物侵入容疑などで現行犯逮捕したという。容疑者は電車にもバスにも乗らず、時々後ろを気にするそぶりを見せながら歩き続けたという。

 同課によると、小西容疑者は昨年9月、大阪市北区の飲食店に侵入し、現金約3万円が入った金庫を盗んだ疑いなどがある。府警は昨年6~10月に大阪や兵庫など4府県で発生した窃盗事件など計24件(約225万円相当)の被害を裏付けた。小西容疑者は常習特殊窃盗罪などで起訴され、「飲食代や生活費のためだった」と供述しているという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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