仙台市中心部の官庁街にある大手ゼネコン「鹿島」東北支店。昨年12月以降、鹿島の共同企業体(JV)が福島県や岩手県で受注した震災復興工事で下請けに入った業者らが連日、ここを訪れていた。鹿島の社内調査担当幹部のヒアリングを受けるためだ。
ヒアリングは、複数の復興工事で現場副所長などを務めた東北支店土木部幹部(当時)が下請け業者から巨額の利益供与を受けている、との疑惑をめぐる調査が目的だ。鹿島側が聴き取った複数の下請け業者の証言は衝撃的だった。
高級クラブで飲んでいる支店幹部に呼び出され、1回100万円以上の飲み代を支払わされた。幹部は席で1本数十万円する高級ワインを何本も頼むことがあった。
ホステスの高級時計、フィリピン旅行…。「これぐらいのことをしないと、天下の鹿島とは付き合えないよ」。ある下請け業者は言われました。国民の税金による復興事業で、常軌を逸した癒着が繰り返されていました。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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