徳島市の阿波踊りが12日開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大による中止や規模縮小が続いていたが、3年ぶりの本格開催となった。待ちかねた踊り手たちが太鼓やかね、笛によるおはやしに合わせ、市内4カ所の演舞場などで流れるような女踊りや勇壮な男踊りを披露。「総踊り」で初日のフィナーレを飾った。
阿波踊りは2年前、コロナの影響で戦後初めて中止になった。昨年は感染防止で大幅に規模を縮小。屋外の有料演舞場の設置をやめてほぼ屋内開催とし、踊り手や観客も県内に限定するなどした。
今年は感染対策を徹底し、例年並みの開催にこぎ着けた。川沿いや通りに設けられた演舞場に大勢の踊り手や観客が詰めかけ、独特の2拍子のリズム「ぞめき」が街によみがえった。(吉田博行)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル