千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件で、傷害致死罪などに問われている父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判は28日、千葉地裁で心愛さんの担任だった女性教諭の証人尋問があった。教諭は「泣きながら『昨日もたたかれた』と言っていた」などと語った。
教諭は2017年11月、心愛さんが「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」と小学校のアンケートに書いた時の担任。アンケートの翌日、1時間目の授業を自習にし、人目に配慮して廊下で話を聴いた。
「お父さんに口を塞がれ、床に押さえつけられる」。心愛さんはそう言って片手を口に当て、片手を頭の上に乗せて再現。「昨日、頭と背中、首を蹴られた。今も痛い」と話し、涙をポロポロ流したという。
「お母さんは味方してくれるけ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル