子どもたちに科学実験の楽しさを教えるサイエンスアーティスト・市岡元気さん(37)は幼稚園、小中高校の教員免許を持つ異色のタレントです。教育系ユーチューバーとしても人気ですが、これまで話してこなかった心の病と向き合う母への思い、ヤングケアラーとして母を介護した幼少期の体験を明かしました。
著名人が母のことを語る連載「かあさんのせなか」。デジタル版限定のロングバージョンです。
いつも笑顔で温かく見守ってくれる存在。それが母です。長野の実家周辺には山や田んぼがたくさんあって、小学生の僕は生き物に夢中でした。夏の夜にカブトムシ捕りに出かけても、母は気持ちよく送り出してくれた。科学に興味をもった原点が当時の体験です。
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両親は3歳ごろ離婚したので、父と遊んだ記憶はありません。かつて母は子供服のリサイクル店を営んでいました。友だちも多くて、カラオケ好きの活発な人です。
実は、母はずっと統合失調症で入退院をくり返しています。長期入院を機に店も閉め、働けないので生活保護を受けて暮らしていました。
小3の頃、母は精神安定剤を飲み…
父とうまくいかない時期に追い…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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