名古屋市立大学医学部付属東部医療センター(同市千種区)は18日、心筋梗塞(こうそく)などの症状で入院中だった80代患者が心停止の発見が遅れて死亡した医療事故をめぐり、遺族側に損害賠償金を支払う和解が成立したと発表した。心停止の明確な原因は特定できなかったが、患者管理などの過失は否定できないと判断した。
和解は8月31日付。患者の性別や金額などは非公表としている。
病院によると、患者は昨年5月7日、重篤な心筋梗塞や心房細動で別の病院から搬送され、緊急手術を受けた。
1週間後の14日午後11時ごろ、患者の心電図の波形がナースステーションの画面に表示されていないことに看護師が気づいた。病室で、心電図の情報を送信する装置を交換したところ、患者の心停止が判明。蘇生措置をしたが、間もなく死亡した。その後の調査で、送信機の電源ボタンが割れていたことが明らかになった。
患者が亡くなった14日の午…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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