17日に発症した志村さんは、わずか12日後に亡くなりました。とても早く亡くなったことに驚くかもしれませんが、長年の喫煙歴があり、2016年に肺炎を患っています。やはり高齢であること、肺が弱っていたことの2つが大きな要因です。海外でも同じような症例があります。1月に胃のポリープを内視鏡手術で切除したそうですが、それは関係ないでしょう。
治療には「ECMO(エクモ)」という人工心肺装置が使われたことが報じられています。エクモは「体外式膜型人工肺」の略称で、体に管を入れて血を体外に取り出し、酸素を供給してから体に戻す装置です。肺を一時的に休ませて、回復するのを待つものです。つまり、エクモを使っても、自分で回復する力がないと意味がありません。体にかかる負担も大きいので、通常は3~4日、長くても1週間ほどしか使うことができません。
今後はウイルスが街中に蔓延(まんえん)していることを意識しなければいけません。手洗い、うがいを徹底すること。もし体調が悪くなったら、3日ほど自宅で静養してから保健所に相談するようにしましょう。(秋津医院・秋津壽男院長=東京・品川区=)
報知新聞社
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment