NPO法人京都フィルハーモニー室内合奏団(京都市中京区)は、新型コロナウイルスによる肺炎で3月に70歳で死去したタレント、志村けんさんを追悼するため、志村さんのヒット曲「東村山音頭」をリモート演奏した動画をインターネットで公開した。1万人を目標に歌や楽器演奏の動画を募集し、今回の動画に重ねた一つの動画「1万人の東村山音頭」を作り、年内の発表をめざす。
京都フィルは1972年に創立。自主公演のほか、各地の教育委員会が主催する学校公演で延べ3千校、190万人以上の子どもたちに音楽を届けてきた。クラシック音楽の演奏だけでなく、ポップスの歌手との共演、落語や漫才、狂言、文楽とのコラボなどジャンルを超えた活動にも取り組んできた。
京都フィルによれば、これまで志村さんや東京都東村山市と特に縁はなかったが、志村さんは世代を超えて親しまれたコメディアンで、団員にとってもなじみのある身近な存在だったという。京都フィルの田中美幸理事長は「新型コロナウイルス感染症で亡くなったすべての方を代表して志村さんを追悼したい。同時に現在ウイルスと戦っている人や自粛の中でがんばっている人に音楽を届けることで、この難局を一緒に乗り越えたい」と話した。
京都フィルのメンバーら24人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル